「ディープテック 世界の未来を切り開く「眠れる技術」」を読んでみて#SDGs, イノベーション

レビュー
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本記事は「Deep Tech 世界の未来を切り開く「眠れる技術」」を読んでのまとめ、レビューについて綴っていきます。
本書はディープテックという、Industory 4.0に則った「最適化」や現在盛り上がりを見せる「オープンイノベーション」との関わりを持つ、現代のイノベーションルートについて語られています。

リバネスのCEOである丸幸弘さんが書いた本書との出会いは、市内のスタートアップ系のセミナーを聴講しに行った時でした。
講師の方の前職がリバネスということもあり、本書を紹介されていました。

一緒に聴講に行った先輩が刺激されて、1日もせずに購入してくださったので、お借りした次第です笑

起業家精神を刺激してくれる良書だったように感じます。

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本日のマインドマップ

今回のマインドマップはこんな感じです。
時間がない方は構造だけでも眺めて行ってくださいね。

Deep Tech

ディープな領域

まずはディープテックがどのようなものかを知らないといけませんね。
本書ではディープテックを次の通りに捉えています。

ディープテックとはハイテクとローテクをノウハウといった知識により高度に融合させた技術であり、様々な技術、領域が交わります。
このようにして生まれた技術は、社会課題に対しローカルなものからグローバルなものまで対応ができます。
そして、高度に融合させるまでには、パッションやチームとしての目的を欠かすことができません。
そうした背景から、ディープテックを生み出すまでには長期的な成長プランが必要であったり、技術以外の障壁が大き買ったりと、競合に対し優位性を示しやすいという面もあります。

また、これからの被投資領域として優秀な側面も持ち合わせています。

社会課題などに対し、大きな影響を与えるディープテックは、20世紀終盤に活躍した大企業の富裕層へ、魅力的な投資先として写っています。
これからの時代どれだけのテクノロジーの進歩があろうと、社会課題を解決できなければ無に等しいという無力感や、投資する側に回ったCEOらのスタートアップ精神から、このような流れは生み出されているのだと言えます。

また、こうした技術は社会課題へとフォーカスしているため、共生型の成長を描きやすいという部分があり、これは日本に対し有利に働きます。
元来、日本は長年続く会社が多いという土地柄でしたが、それは日本が社会において共生型の成長モデルを描いてきた背景からです。(自社の利益が他社への利益と共に流れを作っていた)
しかし、現代では西洋風のゼロサムゲーム(どこかが得をすると別のどこかは損をすること)が日本で横行し、そのような本来の力を活かせていません。

共生型の成長を描きやすいディープテックは本来の日本の描いてきた成長モデルと合致しており、日本には大きなチャンスであるということも言えますね。

また、こうしたディープテックは特化領域型ということもあり「最適化」という現代のメインストリームにも優位性を持つのではないかと個人的に感じられました。

チャレンジング精神

ディープテックも従来のテクノロジー同様、テクノロジー開発のためのテクノロジーが発達してきたからこそ取り組みやすくなった背景があります。

ディープテックは複合分野的な考えに基づくものですが、これらはインターネットやSNSの発展により、人と人が繋がりやすくなったこと、また現実空間におけるマッチングサービスが充足化してきたからこそ成り立つものです。
また、人だけでなく、技術としても、インターネット上での無料開講やクラウドラボといった、熱量さえあれば、誰でも学び、発見し、事業へと繋げていく環境が整ったことも影響は大きいでしょう。

この恵まれた時代においても、結局は実行力が必要になるというのは、原始的で面白さを感じてしまいますね。

また、シリコンバレーは現在スタートアップの拠点としては世界的に群を抜いて優秀ですが、優秀さが故にスタートアップへの体制が整いすぎてしまっている現状があります。
そのため、スタートアップから優秀な成果を生み出す拠点としての側面と同時に、スタート後のゴールをどこに持っていくかという体制が明確化されすぎてしまい、未知の結果へ繋がるという投資側からの魅力が薄れてきてしまっています。

こうした背景から、現在では投資額だけを見ると中国を始めとしたアジア地域にスタートアップ拠点は移りつつあります。
ただこれは、東南アジアが社会課題のモデル地域としての役割も影響してのことです。

イノベーティブ

ディープテック的にイノベーションを捉えると、一番の目的はディープな問題を高度な技術により課題解決を図ることではなく、スピーディにディープな課題を解決へと導くことになります。

ここで、ローテクのインテグレーションを用いることに対し、日本人は拒否感を示しやすいのですが、先ほど述べたとおり重要なのはスピーディな解決です。
解決後、持続的に課題解決へ取り組み、その過程で他機関とのコラボレーションにより、ローテクによる綻びを修正していけばいいのです。

また、PDCAサイクルという成長スタイルが日本ではよく取り上げられますが、ディープテック、スタートアップで重要となるのはプランを立てる以前のQPMIサイクルとなります。
これらはQ: Question, P: Passion, M: Mission, I: Innovationという意味を示します。
このサイクルにおいて0から1を生み出していくことがディープテックによるイノベーションの第一歩です。

そして、最後にディープテックによるイノベーションを起こすための5つの思考方を紹介します。

①技術に対する固定観念を捨てること
先の短期的な利益追及を考えないこと
数年先のビジョンと、1年先の成長計画の2軸を考えること
新しいことに何度も挑戦すること
⑤上記4項目を取り組む若者と話をすること

以上のように、将来を見据え、新しいことに挑戦し、一歩ずつ成長をしていくこと。
そして、同じように取り組む同志と意見を交えること。

そのようなプロセスこそがディープテックによるイノベーションを引き起こすのです。

レビュー

上記のエッセンスの抜き出しのように、非常に魅力的な内容であったり、知識的に目新しい部分があったりと、勉強になる部分が多かったですね。
自身の活動へのモチベーション的な部分を刺激してくれたので、知らない人にとっては知識以外の恩恵も大きいと思います。
事例も多く取り上げられているため、2019年に読むのならば良いインプットとなるのではないでしょうか。(レビュー記事は2020年に上がりますが笑)

部分部分、説明が薄い部分があって、この本だけで完全に完結できないのは少し残念でしたね。

10点満点だと
9/10
といったところだと思います。

まとめ

以上「Deep Tech 世界の未来を切り開く「眠れる技術」」を読んでのレビューとなります。

社会課題に注目したイノベーション領域というところで、SDGsや起業的な部分に興味がある人にはピッタシの本だと思います。

情報量としても優れており、かなりの良書でしたね。
書店で見かけたら是非手にとってみてください!

下記リンクからも購入いただけますよ。

Yuta
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